ダブって見える考えられる主な疾患斜視屈折異常(遠視・近視・乱視)検査内容屈折検査視力検査眼圧検査眼位・眼球運動検査細隙灯顕微鏡検査眼底検査屈折検査近視や遠視、乱視の程度を測る検査です。矯正視力を測るときの基準になります。機械の中を見ると気球の絵が見えます。患者さんにはこの絵をぼんやり見ていただきます。視力検査眼が見えにくくなった時などに行う基本的な検査で、眼で物体を見る能力を調べる検査です。視力表には一般的なCの形(ランドルト環)のほか、ひらがなや数字、絵視標などもあります。視力検査中は、瞬きをしながら、目は細めずに視標を見るようにします。はっきり見えなくても、視標の切れ目がなんとなくでもわかったら答えていただきます。眼圧検査眼球内圧(眼圧)を測定する検査です。眼圧は眼の中を循環する房水により変化し、眼球の形状を保つ役割があります。日本人の眼圧の正常値は10~20mmHgです。数値が高い場合は緑内障や目の中の炎症が疑われ、数値が低い場合は網膜剥離や眼球の形態維持の異常が疑われます。眼圧値は多くの眼疾患の目安や経過を知る為に重要な指標となるので、来院した患者さんの多くに実施しています。検査では、角膜に接触して測定する方法と、空気を当てて非接触で測定する方法があります。角膜に接触して測定する方法は、点眼麻酔をして医師が診察室で行います。 眼位・眼球運動検査眼の動きに異常がないか、調べる検査です。眼位は両眼の位置関係をいいます。眼位ずれ(斜視)を調べるには両眼にペンライトで照らす方法(角膜反射法)や片眼を隠して眼球の動きを観察する方法(遮閉試験)などがあります。遮閉試験で眼位ずれの程度を調べるときには、プリズムを使います。 眼球運動障害の有無や程度を調べるHess赤緑試験もあります。検査時間は10分程度です。