網膜は、目に入ってきた光を信号に変えて脳に伝える、カメラのフィルムのような役割を果たす組織です。網膜に異常が生じると、視力の低下や見え方の歪みといった症状が現れます。当院では、この大切な視機能を守るために、以下の専門的な治療を行っております。
網膜への直接アプローチが重要な理由
網膜は非常に繊細な組織であり、また「血液網膜関門」というバリアがあるため、飲み薬や目薬では薬が十分に届きにくいという特徴があります。そのため、疾患の原因物質を抑える薬剤を直接注入したり、網膜上の異常な組織を物理的に取り除く外科的なアプローチが治療の選択肢となります。
1. 硝子体内注射
疾患の原因物質を抑える薬剤を、眼内に直接注入する治療法です。
適応疾患: 加齢黄斑変性、糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫など。
治療の特徴: 目の中に薬剤を直接届けるため高い効果が期待でき、多くの場合、入院の必要はありません。
2. 網膜硝子体手術
網膜表面の異常な膜や、網膜に影響を及ぼしている組織を専用の微小器具で取り除く手術です。
適応疾患: 網膜前膜、黄斑円孔、増殖糖尿病網膜症など。
治療の特徴: 最新の微小切開手術システムを採用しています。傷口が小さいため身体への負担が少なく、術後の回復も早いのが特徴です。
治療をご希望の方へ
網膜の疾患は、治療のタイミングが非常に重要です。見え方の違和感、視界の歪み、急激な視力低下などを感じた場合は、早めに医師の診察をお受けください。診察の上、患者様の目の状態にとって最も適切な治療法を丁寧にご提案いたします。



